タルマーリーでのイベント最終日、「季節の草木染めワークショップ」を久しぶりに開催しました。梅雨時期だったので雨が心配でしたが、汗ばむぐらいのお天気に恵まれて、とっても気持ちのよい時間を過ごすことができました。
タルマーリーの周辺で採集ができる植物ということで、庭にある桑の木から葉を摘んで染めることにしました。鮮やかな黄色が染まるということは知っていましたが、私も初めて染める桑の葉。身近な草木を使ったワークショップの前日は、「ぜんぜん染まらなかったらどうしよう・・・」という不安で、実はいつも眠れないのです。今回も見事に寝不足の朝でした。
鳥取市内をはじめ、西粟倉、倉敷、兵庫、遠くは大阪から足を運んでくださった方も。タルマーリーに研修に来ていた3人も加わって、桑の葉を集めるところからスタートしました。私はこどものころ、よく桑の実をとって食べた記憶があるのですが、知らなかったという方もいました。庭には2本の木があり、葉の形が違います。どちらも桑の木だということを調べたり、色々な話で盛り上がりながら終始和やかな時間が流れていました。
途中タルマーリーの美味しいランチを挟んで、午後から絞染めの準備。無事に黄色く煮出すことができた染料を使って、染めていきます。媒染にはアルミと鉄を用意しました。アルミで鮮やかな黄色、鉄で緑味の渋い色を染めることができます。好きな媒染剤を選んでもらい、グラデーションに挑戦したり、二度染めをして濃色に染めたりと、自分だけの特別な作品が仕上がりました。
何度繰り返しても、その度に植物から染める色にハッとするワークショップ。いつも私自身が新鮮な気持ちで、楽しい時間を過ごさせてもらっています。営業時間での開催だったので、残念ながらタルマーリースタッフの方は参加できませんでした。草木染めをしてみたい!という嬉しい声が上がったので、近々スタッフの方たちと一緒にまたタルマーリーでのワークショップをしたいと思います。
これから夏、秋、冬と季節が巡る中で、その時々に染められる植物がいくつもあります。実際に自分たちの手で採集から始めるこのワークショップでは、草木から色を染めるだけではない、特別な時間を過ごすことができます。職場の仲間やお友達、家族、またお店やカフェでのイベントなど、その場所ならではの草木染めワークショップの出張開催、承っております。参加者を募ってぜひご相談くださいね。
次回のワークショップ予定は、7/17の無印良品@岡山ロッツ。こちらでは採集はできませんが、お家で集めた玉ねぎの皮を使ってトートバッグを染める、夏休みの宿題にもぴったりなワークショップです。お知らせ、受付は間もなくです◎